2020年6月20日土曜日

赤本P362最新データ 「国内の日本語学習者数」

赤本P362 (※3)国内の日本語学習者数


国内の日本語学習者数(概数)

1986年 3.5万人
1989年 7.2万人
1990年  6万人
2000年  9.5万人 
2005年 13.6万人
2010年 16.8万人
2011年 12.8万人
2015年 19.1万人
2016年 21.7万人
2017年 23.9万人
2018年 25.9万人


 国内の学習者を出身国別に見てみると、2015年2018年は、中国、ベトナム、ネパール、韓国、フィリピンの順となっている。韓国からの学習者は減少しているが2015年まで減少し続けたが2016年から上昇に転じている。韓国以外の上位の国・地域からの学習者は(2011年は東日本大震災で減少したが2012年以降は)増加している。

 地域別では、アジア地域の占める割合が圧倒的に高く、近年は全体の8割ほど8割強を占めている。



【2008年以降の国内の学習者の出身国別順の推移】

2008年 中国、韓国、ブラジル、アメリカ、台湾、フィリピン
2009年 中国、韓国、ベトナム、日本、ブラジル、アメリカ
2010年 中国、韓国、ベトナム、ブラジル、アメリカ、台湾
2011年 中国、韓国、ベトナム、ブラジル、フィリピン、台湾
2012年 中国、韓国、ベトナム、フィリピン、ブラジル、台湾
2013年 中国、ベトナム、ネパール、韓国、フィリピン、台湾
2014年 中国、ベトナム、ネパール、韓国、台湾、フィリピン
2015年 中国、ベトナム、ネパール、韓国、フィリピン、台湾
2016年 中国、ベトナム、ネパール、韓国、台湾、フィリピン
2017年 中国、ベトナム、ネパール、韓国、フィリピン、台湾
2018年 中国、ベトナム、ネパール、韓国、フィリピン、台湾



2013年以降、中国、ベトナム、ネパール、韓国のトップ4は変わっていません。ベトナムは2009年に急激に順位を上げ、ネパールは2013年に急激に順位を上げていることが分かります。




【国内の日本語学習者数の推移(国別)】


文化庁「日本語教育実態調査等」のデータを元に作成















【国内の日本語学習者・アジア地域出身者の割合の推移】

2008年 74.0%
2009年 81.7%
2010年 82.2%
2011年 81.3%
2012年 80.4%
2013年 80.5%
2014年 82.3%
2015年 82.8%
2016年 83.7%
2017年 84.4%
2018年 83.2%

 



参考データ

文化庁「日本語教育実態調査等」https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/nihongokyoiku_jittai/

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